少年倶楽部ご卒業記念 横山裕に捧ぐレポ (2002年3月24日)


予告もなしに突然“卒業”のテロップ。

ポポロを読んでなかったら完全にぎっくり腰してたね。

横山さん、卒業。

でもあえて「おめでとう」は言いません。
以下読んでいただけると分かると思います。

別に格別好きな人でも、目をつけていた人でもないわけです。
むしろ嫌いな部類に入る彼でした。
(だってうるさいから。寡黙な男が好きなワタクシとしては彼は・・・)

が、そんな彼の存在意味は舞台『東亜悲恋』出演中の不在時に存分に発揮されたわけです。
いつも「ただうるさいだけのいいとこ持っていきたがり」だと思っていた横山さん。
子供番組の中で唯一の違和感だった彼。(私的)
しかし、彼はソコに座っているだけでかなりの安心要素だったことに気づいたのです。

トークの出来ないメイン司会者を据え、何を思ったのか当時小学生であったジミーまでもメインメンバーに入れた少年倶楽部。
アラとガタはすぐに目立ちだし、メインキャスターであった山下智久はあっさりお茶の間を震撼させた“健ちゃん”に取って代わられ、
(“奪い取る”っていう段階をも踏まなかった気がする・・苦笑。健ちゃんに全く奪い取られた感がない。
それが山下のいいところよねぇ〜。ファン馬鹿)

熱く語るカザポンのお隣さんで綺麗な顔して完全なる無関心ぷりを露呈させつつ山下さんは毎週画面に映られていました。
そんな番組成り立つわけがない。

 横山さんがいなかった回のビデオがある方見返してください。
それはそれはバランスの悪い感が拭えません。
彼はつりあわない天秤を平行にすることが出来る素晴らしいバランス感覚の持ち主さんだったことに気づくわけです。
“どこで・どんな風に・どうやって・どのくらい・いつ”それを十分心得たタレントさんだったんですよ。(きっと)
そんな彼をあんな風に排出・・
ってか、テイよく邪魔者処分みたいな感じで“卒業”なんて綺麗な言葉取っ付けて番組の中で扱うのはどうかと思うわけですよ。

アレは見ていてかなり痛かった。
なぜあんなに痛いんだろう?
横山さんも「小ばかにしてるのか?」と仰っていたが、
全面的に小ばかにしてなくとも、彼らは多少楽しんでる感が強かった。

 

あれはいつか自分たちの遠い未来になるかもしれないことなんて全く今の彼らには想像出来てない。
あの4人の中でデビュー確実な人なんて誰一人いないのに。(切ないなぁ)
でも多分ソレが若さってやつだろうなぁ、とおばちゃんは思う(笑)
横山さんもかつてそうだったんだからそれは否めない。

 4年前。
彼は・・というか関ジャニがこんなになるとは思っていたはずがない。
若さゆえの選択で大人の世界に入り込んで、
彼らの世界での“成功”がほんの一筋の天から降りているくもの糸だと知らずに憧れて、
目の前の甘い蜜を知ってしまったがために足を洗えなくなった少年たち。
タイミングって間違えると怖いものです。
22歳じゃどうにもこうにも動けないよな・・・
そこそこ有名だし。かと言って実力勝負できる力も培われてない若さ。
おこぼれでも仕事がもらえれば良いかもしれないけど、そんな保証もないタレントと言う自由業。
関ジャニの中でも定期的に決まった仕事が唯一あった最後の砦の横山さんがこんな風になってしまった今、
これから一体どうなるんだろう?と彼のことを案じると切ないというか痛いというか・・・

そんな事を考えつつあのオチャラケた卒業を見ていると本当に痛い。
若くて未来も希望もある彼らから、楽しそうに卒業を祝われる横山裕。
男にとっても年齢がネックになるのを真正面から見た訳です。
22歳で先が見えなく、後がない状況ってどうなんでしょうね?

 滝沢さんのように前向き卒業(次のステップへの卒業。いわゆる本当の意味の卒業)で
若くて先のある後輩に祝ってもらうのは良いとして(例:小中高などの卒業)
横山さんの卒業は一体何を意味するのか?
ここで答えは出ないので邪推しか出来ないワタシの考えは控えます。

しかし、ワタシは横山裕をちっちゃくちっちゃく応援しようと今日小さな決意をした訳です。
滝様の20歳の対照的な門出を5日後に控えて少し胸に沁みる痛い語りでした。 


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